あなたの優待、次に消えるのはどれ?

株主優待 存続リスク スコアラー

このツールが何をしているか

株主優待の改悪・廃止の「見分け方」は、すでに新聞・証券会社・専門メディアが記事として公開しています。 優待を始めてまだ日が浅い、QUOカードのように外から買って配る金券である、 最低単元での利回りが高すぎる、業績と配当性向に余力がない——といったものです。 ただ、それを読んだあと、自分の保有銘柄1つずつに当てはめて並べ直す作業は手作業のまま残ります。 このツールがやっているのは、その手作業だけです。

当てているのは「会社にとってやめやすい形かどうか」であって、 「実際にやめるかどうか」ではありません。優待を続けるか外すかは経営判断であり、 その判断そのものはここからは見えません。 点数が高い銘柄が10年続くことも、低い銘柄が来月廃止されることもあります。

配点表(全部)

合計100点。うち49点は辞書から必ず出せる「優待の形」、51点はあなたが答えた分だけ効く「会社の状態」です。 「わからない」を選んだ項目は0点として数えるのではなく、分母から外します。 答えなかったことが低リスクとして表示されるのを避けるためです。 したがって、何も答えていない状態のスコアは「優待の形だけで見たときの点数」になります。

優待の形(辞書から・合計49点)

優待を始めてからの年数

満点 18
3年以内18
4〜6年14
7〜11年8
12〜19年4
20年以上0

優待を新しく付ける動機の多くは株主数を増やすことにあり、目的を果たすと役目が終わる。長く続けている優待ほど、会社がそれを還元の一部として組み込んでいる度合いが強く、外しにくい。

優待の原資

満点 16
外部で買って配る金券(QUOカード等)16
自社の店で使う券(食事券・買物券・宿泊券等)7
自社の商品そのもの0

金券は額面がそのまま現金で出ていく。自社商品や自社店舗で使う券は原価で出せるうえ来店にもつながるため、同じ「相当額」でも会社の負担は軽い。削るときは、外に出ていく現金から先に削られる。

最低単元での優待利回り

満点 15
6%以上15
4〜6%11
2.5〜4%6
1.5〜2.5%2
1.5%未満0

最低単元だけを持つ人ほど得をする形は、株数に比例しないぶん大株主から見れば不公平で、株主数が増えるほど会社の費用が重くなる。

会社の状態(あなたの入力・合計51点)

直近の業績

満点 18
赤字・赤字転落18
減益10
ほぼ横ばい4
増益0

優待の廃止は、たいてい業績の悪化とセットで発表される。「還元は配当に一本化する」という説明で優待だけを落とす形が取りやすくなる。

配当性向

満点 13
100%超(利益より配当が多い)13
60〜100%8
30〜60%3
30%未満0

配当性向が高いほど、利益から株主へ回せる余力は残っていない。その状態で還元を絞るなら、金額が見えにくく反発の小さい優待から手を付けるほうが楽になる。

株主数の推移

満点 8
増えている8
ほぼ横ばい3
減っている0

個人株主を集めるために付けた優待は、株主数が十分に増えた時点で目的を果たしている。逆に減っているなら、まだ手放しにくい。

市場区分

満点 6
プライム6
スタンダード4
グロース2

2022年4月の市場再編で、上場維持に必要な株主数の基準は下がった(旧・東証一部の2,200人に対し、プライム800人・スタンダード400人・グロース150人)。個人株主を確保するために優待を続ける必要性は、そのぶん薄れている。

継続保有の条件

満点 6
すでに付いている6
付いていない0

「1年以上の継続保有」は、権利月だけ持つ人を外すために後から足されることが多い。すでに条件が付いているのは、会社が一度その優待に手を入れた実績があるということでもある。

3つの区切り

  • 0〜33 続きやすい形いまの形のまま続く可能性が相対的に高いグループ。ただし業績が崩れれば話は別です。
  • 34〜59 見直しの候補廃止まで行かなくても、必要株数の引き上げ・継続保有条件の追加・金額の縮小といった 「静かな改悪」が起きやすい層。
  • 60〜100 梯子を外されやすい形優待の中身・歴の浅さ・利回りの高さが「株主数を集めるために付けた優待」の形に近いグループ。

データについて

  • 銘柄辞書は67銘柄(v1.0 (S011辞書 2026-07-24 版を継承))。株価・優待相当額・配当は2026年1月頃(概算)のスナップショットで、最新値ではありません。すべて画面から上書きできます。
  • 優待の継続年数は目安です。判定の主軸のひとつになるため、 分かる場合は各社IRの実績で直してください。
  • 業績・配当性向・株主数・市場区分は、こちらでは一切取得していません。 取得していない数字を「たぶんこう」と埋めると、その推測がそのまま点数として返ってくるためです。 株探・会社四季報・各社の決算短信と有価証券報告書で確認して入れてください。
  • 入力した内容はお使いの端末内(localStorage)にのみ保存され、サーバーには送られません。 判定の計算もすべてブラウザ内で完結しています。
  • 辞書にない銘柄は手で登録できます。その場合、ジャンル(=優待の原資)の選び方が 点数に大きく効くので、もらっているものの実物に合わせて選んでください。
保有を診断する
傾向の整理であって、企業の判断を保証するものではありません。 本ツールは「この優待が廃止される」と当てていません。ここで出しているのは、 専門家が公開している見分け方(優待の歴の浅さ・原資が現金かどうか・利回りの高さ・業績と配当の余力・株主数・市場区分)を 点数の形に置き直し、あなたの保有をその物差しで並べ替えた結果だけです。 スコアが高くても何年も続く優待はありますし、低い銘柄が突然廃止されることもあります。 廃止・改悪は最終的に各社の経営判断であり、その判断そのものはここでは分かりません。 売買の推奨・投資助言ではなく、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。